お金を借りる際の契約とその注意点について
便利で利用しやすくなったからと言って、お金を借りることを簡単に考えてはいけません。金融機関との信頼関係のもとに契約を結び、返済を終えるまで借りた責任を果たさなければなりません。実は、社会の中でも数えるほどしかない、信頼を最重要基盤とする行為です。契約にはもちろん罰則がありますし、契約を結ぶ前に知っておくべきことがあります。
○契約と遅延金の発生について
無事に審査を終え、借り入れが出来たとしても安心してはいけません。返済日をきちんと守らなければ、遅延金というものが発生してしまいます。借りたお金に対して利息を加えた分の支払いを、決められた返済日にきちんと行われなかった場合に発生する、契約に対する罰金のようなものです。遅延金がいくらになるかは、各金融機関やその中でのローンプランによって異なりますが、基本的には支払っている元本から算出されます。返済日に支払いが遅れるたびに遅延金は発生しますので、余計な支払い分を増やし生活を苦しくしないためにも、きちんと返済日を守り支払うよう心がけましょう。
○契約内容の見直しは可能です
借り入れを開始した状況と、返済が始まってからの状況が変わってしまうことはあるでしょうし、仕方の無いことです。そういった場合、契約の見直しは可能ですので、どうしようもなくなってしまう前に、借り入れをした金融機関へ相談してみることをお勧めします。
例えば、収入が契約時よりも増えた場合は、返済額の増額を申請し支払い期間を短縮することも可能ですし、逆に返済するのが困難になってしまった場合も、支払う金額を減額し期間を延長することも可能となることもあります。ただしどちらの場合も、それまでの支払いをきちんと行えているかどうかが非常に重要となりますので、初めの契約時に自身に見合った借り入れ額と返済額、その期間を事前にしっかり決めておくようにしましょう。
○保証人は必要かどうか
基本的に契約する際には、保証人が必要です。しかしながら最近では保証人の要らないローンプランも増えてきていますので、利用される前に調べておくと良いでしょう。いずれにしても、保証人という役割は最悪の場合借金の肩代わりという重役を担うことになってしまいますので、頼む際も頼まれた際も慎重に考えを尽くす必要があります。