消費者金融の限度額について

借金はいくらでもできるというわけではありません。もちろん、返済能力に見合った額という意味でもありますが、実は消費者金融では個人での利用限度額は法律によって、借りる本人の年収の３分の１までという規定が設けられています。

○年収３分の１までという規定について
多くの消費者金融では、最低で１０万円、最高で１０００万円までローンプランは用意されていますが、審査によって年収が査定され、借り入れ申請金額がいくらであろうとも、年収の３分の１を超えない範囲で金額は決定されます。例えば、年収が３００万円ある人は上限１００万円まで借り入れすることが可能です。ただしこの年収３分の１までという規定は、借り入れの契約を結ぶ一社にのみ限られる規定ですので、他社での借り入れを同時に行えば、この規定を超える金額を借り入れすることは可能なのですが、これはいわゆる多重債務となりますし、返済額は多額になってしまいますので、お勧めしません。

○増額を申請することも出来る
個人で借り入れできる金額の範囲内であれば契約途中に、借り入れ金額の増額を申請することが出来ます。例えば、年収３００万円の人が最初の契約時に２０万円借りた場合、増額可能額は８０万円となるわけです。ただし、増額を申請する際にももちろん審査はありますし、増額申請をするまでの期間にきちんと返済が行われているかどうかが厳しく査定されますので、より強く信用度が必要となることも念頭においておく必要があります。